(第39話 卵子の加齢について ~少子化の隠れた要因の一つ?~ 1.基礎編:減数分裂 の続編です)
少子高齢化社会の到来は、現在の日本にとって、政治、経済、社会を揺るがす大きな問題となっています。このうち、少子化を取り上げてみると、その原因は多種多様で、複数の要因が複雑に絡み合った結果です。個別の事由としては、晩婚化や未婚化の増加、女性の高学歴化、住環境の変化、経済状況の悪化、社会風土の変化などが挙げられます。
遺伝子治療には2種類あります。1つは患者の遺伝子には手を付けず、正常な遺伝子あるいは正常な遺伝子をもつ細胞を体内に送り込む方法です。
生物は突然変異や自然選択の積み重ねにより、長い年月をかけて進化してきたというのがこれまでの生物学の「常識」でした。しかしこの常識を完全に破壊しつつあるのがゲノム編集技術です。
「免疫の仕組み」といえば、抗原、抗体、T細胞、B細胞、マクロファージ、多種のサイトカイン類などが絡む複雑なシステムを思い浮かべる人が多いでしょう。免疫システムは高等動物だけに備わった高度に進化したシステムであると考えられてきました。
「玉子を食べすぎると動脈硬化になる」というのは長年の「常識」でした。実際、玉子のコレステロール含量はかなり高く、水分含量の低い干物を除けば、重量当たりのコレステロール含量が玉子より高い食物はフォアグラぐらいです。フォアグラの食べ過ぎに悩む人は少ないでしょうが、玉子を敬遠している人は多いはずです。ところが最近「玉子を何個食べても問題ない」といった情報が飛び交っています。この情報が信頼できるものか調べてみました。
2018年4月6日のNHKテレビとNHK Web Newsは、「老いても脳は生まれ変わる 米コロンビア大の研究」と題して、亡くなった直後の14歳から79歳の男女28人の脳を調べた結果、「海馬から未成熟の神経細胞が多数見つかった」と報道しました。
2018年3月28日夜、NHKは「悪魔の医師か赤ひげか」という週刊誌的タイトルのドキュメンタリーを放映しました。「悪魔の医師か」と呼ばれたのは1000例を超す腎移植の実績をもつという77歳の現役の外科医。理由はこの医師が移植した腎臓の中に、がんが感染するかも知れない腎臓(通称:病気腎)が含まれていたからです。
「モロー博士の島」は、ジュール・ベルヌと並ぶ世界のSF界の巨匠、H.G.ウエルズの1896年の作品です。「タイムマシン」、「宇宙戦争」ほど有名な作品ではないようですが、3度も映画化されています。
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