写真は筆者の故郷舞鶴の「与保呂の水源地」。
日露戦争前に舞鶴海軍鎮守府初代長官を勤めた東郷平八郎中将(のち元帥)によって海軍基地や軍艦にきれいな水を供給するために100年以上前に作られた。背後の山は、以来水源の森として保護され今日に至り「日本水源の森100選」にも選ばれている。この水は舞鶴のレンガ博物館や駅などでペットボトルで売られておりその名も「東郷源水」!
「天放の常識」は「世間の非常識」
常識と非常識の狭間に生きる「外道」からの提案である。
周りを見るに惨めな老人を散見!
人生の最後ぐらい「平安の道」を用意したらどうだろう!
時あたかも交通安全運動の最中。秋の一夜に、上戸と下戸がこんな話をしていました。
下戸:(紫煙をくゆらしながら)「嗜好品のタバコの箱には有害表示が印刷されたよね。曰く『喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります』か。『妊娠中の喫煙は、胎児の発育障害や早産の原因の一つとなります』。喫煙は百害あって一利なし、と頭からきめつけているように思われるけど」
毒も匙加減で薬となる
最近のトキシコロジー学会等では、閾値thresholdが話題になっています。化学物質でも放射線でも、低用量域で毒性があるのかが問われています。これまで長い間、放射線の有害効果には閾値はないというのが定説でした。化学物質についても放射線の定説に従ってきました。
赤ちゃんは可愛いですね!
毎日新聞の調査によりますと、「少子高齢化が進み、人口減少が始まること」を不安に感じる人は76%に達しています。日本経済新聞の調査でも人口減少社会が「暗い」とする人は77%に上ります。少子高齢化により日本は、1)人口が減少する、2)年金制度が破綻する、3)経済成長がゼロかマイナス成長となる、4) 暗く、沈んだ、活力のない社会となる、などといわれ、少子高齢化にはろくなイメージがありません。しかし、これらの「常識」は本当なのでしょうか。
第13・14話で、Thomas Goldの「地底高熱生物圏」と「石炭・石油・天然ガス無機起源説」という「非常識な」学説と、その証明のために日本が今年完成させた地球深部探査(掘削)船「ちきゅう」を紹介しました。ところで、地球深部掘削船「ちきゅう」によって地底に「地下高熱生物圏」の存在が証明されたとします。すると次に問題となるのは、その生命体(好熱古細菌)はどこで発生したのかという問題です。第7話で、Forteyは、地球の生命の起源は、オパーリンの「栄養リッチな濃縮スープの海」ではなく、深海底の熱水噴出孔付近らしいと説明していました。そうだとすれば、「地底高熱生物圏」の生物は,この熱水噴出孔の外から地底に潜り込んで増殖した、地表型生物の1変種ということになります。
今年(2005年)2月10日、東京都北区の温泉掘削現場から突然大量の天然ガスが噴出して1昼夜燃え続け、大量の泥水の注入でやっと鎮火したという事件がありました。1昨年7月にも、千葉県九十九里浜町の「いわし博物館」の文書収蔵庫で大爆発が起き、職員2名が死傷するという事件があり、これも天然ガスの引火が原因と推定されています。実は東京都の東部から千葉県の北半分にかけて地下に巨大な天然ガス田があり、実際に採掘もされていることはほとんど知られていません。さて、ここからが「常識と非常識」の世界ですが、この大量の天然ガスの起源は何でしょうか。
2004年3月初め、NHKテレビで珍しいドキュメンタリーが放映されました。
メキシコのジャングルの中に白く濁った川が流れています。濁っているのは大量の硫黄を含んでいるからですが、この流れを遡って行くと、川は洞窟から流れ出しています。この洞窟内を流れる小川には小魚や貝やカニやプラナリアなどの生物が異様に多くいます。水中だけではありません。洞窟の壁には昆虫や得体の知れない生き物がびっしりと這い回り、空中には昆虫やコウモリが飛び交っています。
わが国の消費者は、組換え作物・食品について、理解がなさ過ぎる、いやむしろ、理解しようとしません。誤った先入観から、あたまから危険な物として排除しようとしているように思われます。結果として、豆腐や納豆など、原材料の記載が義務付けられている食品では、「組換え大豆は使用していません」と書かないと売れません。
碁の世界では漫画「ヒカルの碁」が少年少女の間に囲碁ブームを巻き起こしたことは前述のとおりです。ところが2004年12月に行われた全米チェス選手権では、16歳日本生まれの少年ヒカル君が優勝しました。「ヒカル」君の活躍は虚構の世界から現実に、囲碁からチェスへと世界レベルになったと言うことですか。
前回は,「ゲーム脳」の怖さをご紹介しましたが、最近もショッキングなことが報道されました。その一つはイギリス発のニュースです。電磁波の人体影響を調べている英国の専門機関が、頭蓋骨の発達が未熟な子どもの携帯電話の使用は、聴覚や脳の神経の病気にかかる可能性があり、3-7歳の使用は妥当ではない、8‐14歳については保護者の判断に委ねるが予防的対応を求めるというものです。
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