安全性評価研究会

統計手法で「回帰」と聞くと、一般的には単回帰分析 simple linear regression analysisを想定します。単回帰分析は、x 軸に用量、y 軸に反応値があり、その直線性の有無を知りたいとき、そしてx 軸からy 軸の値を予測するときに用いる手法です。一方、重回帰分析とは、1つの目的変数(従属変数)に対して複数の説明変数(独立変数)を用いて回帰分析を行うことです。そのねらいは、重回帰式を使って、目的変数の値を予測することにあり、その目的変数に影響を与えている説明変数を探索することでもあります。ここでは、都会の高級マンションの賃貸料(家賃=目的変数)を部屋面積と築年数(説明変数)から予測することを取り上げてみました。

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