安全性評価研究会

エコナの審議をした内閣府消費者委員会で、遺伝毒性について間違った解釈を述べた委員がいたことは、拙著にも書きました(毒性質問箱,第12号,2010)。この委員の発言を、消費者委員会の議事録より再現すると、「この発がん物質(筆者注:genotoxic carcinogen のこと)は、ただの発がん物質ではなくて、遺伝という言葉がついている以上、やはり子ども、孫と伝わっていくかもしれない。ただの発がん物質とは違うというふうに私たちは考えています」といったそうです。これを一概に間違っていると決め付けることが果たしてできるのでしょうか。この委員のように遺伝毒性を理解している人は、意外に多いのかもしれません。そこでYahoo で検索してみました。すると、いろいろ出てきました。

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